医療費控除の申請方法

医療費控除のポイント

 

ここで言うポイントとは、できるだけ効率的に医療費控除を受けるためのものなので、是非知っておいてください。案外多いのが医療費控除の対象となるのは病院にかかった場合だけと思っている人です。

 

前述もしましたが、薬局で購入した薬や病院に通うための交通費も医療費として含めることができ、介護老人保健施設などで受けるサービスも医療費控除の対象になりますから、領収書はしっかり保管しておいてください。医療費の領収書を失くしまうと控除は受けられません。領収書を再発行してくれない医療機関もあるので大切に保管しておきましょう。

 

次は医療費控除の対象期間です。これは前年の1月から12月に支払った医療費が対象で、同じ病気の治療でも12月に支払った医療費と翌年1月に支払った医療費は別の年の申告となり、例えば去年の12月に手術と入院をしても、医療費の支払いが今年の1月なら、来年の確定申告での申請となります。

 

又、確定申告で一昨年の領収書が出てきてもこれは昨年のものとして医療費控除を受けることはできませんが、一昨年の医療費控除を1年前の確定申告で受けている場合で1年以内なら、追加申請が可能なので、税務署に更正の請求相談をしてください。

 

保険会社の医療保険を受け取った場合や、高額療養費を受け取った場合というのもよくありますが、これは入院等で多額の治療費がかかったとしても、受け取った金額を控除した残りだけが医療費控除の対象となるので注意してください。